半年前より右手が動きにくくなり、3ヶ月より痛み、しびれを伴うようになりました。字が書きにくくなったため、近くの病院でMRIをとりましたが、明確な治療法の指示はありませんでした。インターネットでレーザー手術のことを知りました。腰についてはよくわかるようになっていましたが、頸については掲載予定中とあり、問い合わせたところ、MRIを送れば診断します、とのことで、早速送ってみてもらいました。
丸茂ドクターより直接電話があり、椎間板ヘルニアではなく腫瘍の疑いがあるので早急に大きな病院でみてもらうようにいわれたのです。驚いて大学病院を受診したのですが、診断は椎間板ヘルニア、鑑別確定のため入院して造影検査が必要とのことで、ますます心配になり、丸茂ドクターの診察を受けることにしました。
その日に造影MRI検査を受けたところ、第5、6頸椎の椎間板の後方にはっきりと白く写っているものがあり、脊髄に当たっているのがわかります。整形の先生と脳神経外科の先生が相談していましたが、髄膜腫の可能性が大だが、確定するには腫瘍そのものを取って顕微鏡検査が必要といわれました。
椎間板ヘルニアならレーザー蒸散術ができるが、椎間板のさらに後ろの直径約2ミリ程度の腫瘍はきわめて難しいので手術を勧められましたが、詳しく説明を受けると手術もなかなか困難で入院も2ヶ月以上必要であり、手術に伴う合併症もありうるとのことです。
何とかレーザーによる治療をお願いした結果、治療結果の保証はできないこと、たまたま見学にきておられた3人の医師(脳神経外科2名、整形外科1名)の立ち会いを認めることの条件で引き受けていただきました。
レーザー手術そのものは5,6分で終わり、しびれのある右上肢に熱いものを感じた程度でした。翌日はしびれがほとんど消えて握力が5キロから15キロに改善されていました。1ヶ月後のMRIでは腫瘍は完全に消えていました。
物理の教師なので黒板に書くことが多いのですが、術後6ヶ月の今では、まったく支障なく、そればかりかテニスやゴルフも月に1回はしています。レーザーによる経皮的頸髄腫瘍蒸散術は世界で初めてということで、少し自慢したいような気分です。 |